WANDS
WORST CRIME -About a rock star who was a swindler-

作詞:上杉昇 作曲:柴崎浩

まずこの曲のタイトルを和訳するとなかなか凄まじい事になります(^^;;
最悪の犯罪~詐欺師だったロックスターについて~
…これがこの曲のタイトルの和訳です。
タイトルだけだと対象が誰なのかまでは解りませんが、
相当なdisが込められてそうな感じがこの時点でしますね…(-_-;)

そして歌詞を見てみると…どうも自分自身が現状に嘆いていそうな感じがします。まず1番のサビ。
輝けるものだけ追い求めてここまで来たのに So Crying
何かを追い求めた末にとても悲しい結末になっている事がこの詞から想像出来ます。

直後には優しさを装ってる奴等はこわいねと言う
まるで人間不信に陥っているかのような言葉が登場しますし、更に2番のサビでも…
汚れなきものだけ探しながら汚れてしまうこのMind
…このように、不満をぶちまけているような感じの言葉が登場します。

そしてこの曲のクレジットを見て思った事がありました。
この曲は作詞を上杉昇が、
作曲と編曲を柴咲浩が担当しているんですが、
このシングルを最後に上記2人はWANDSから脱退しているのです。
因みに脱退理由はまず上杉が自分自身とプロデューサーの音楽性の違いを理由に脱退し、
これを受けた柴崎が「上杉の居ないWANDSには興味が無い」として脱退しています。

この事実から思った事なんですが…この曲を作詞した上杉は
現状への不平不満を歌詞に込めたのでは無かろうかと言う気がしてきました。

この曲の前作にあたる「Same Side」は上杉が作詞・作曲を担当しているんですが(作曲は柴崎と共同)、
今までのWANDSの曲と雰囲気が違った事もあり、過去のシングルと比べて売上がダウンしました。
しかし上杉は後に「この曲が今の自分の音楽の原点となった」と発言しており、
彼が本当にやりたかったのはWANDSが売れていた頃の音楽ではなく
このようなタイプの曲である事が伺い知れます。
…ここまでを踏まえて歌詞を読んでみると、何となくですが
歌詞に込められたメッセージが解る気がしました。

まず輝けるものだけ追い求めてここまで来たのに So Crying
…「輝けるもの」=上杉が本来やりたかったタイプの音楽、と言う気がします。
次に優しさを装ってる奴等はこわいね
…「優しさを装ってる奴等」=本来やりたくなかったものの売れる為に仕方なく出した楽曲を支持しているファン、と言う気がします。
最後に汚れなきものだけ探しながら汚れてしまうこのMind
…「汚れなきもの」=本来やりたくなかったものの売れる為に仕方なく出した楽曲
そして「汚れてしまうこのMind」=本来やりたい音楽が出来なくて滅入っている今の自分自身の心情、と言う気がします。

あくまでも上記の解釈は個人的なものでしかないので、間違っている可能性もあると思います。
ただ、この曲が結果的に上杉・柴崎にとってラストシングルになってしまった事を想うと
この曲で吐き出された彼らの気持ちを汲める関係者が居れば
また違った結末が待ってたのでは…?とも思ってしまいます。

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